コンジョイント分析
コンジョイント分析とは
コンジョイント分析の目的
コンジョイント分析は、客観的な属性と選好度の関連を分析する場合によく用いられます。
製品開発・サービス設計においては、どの特性を、どのくらいの水準で、いくらくらいの価格で提供すると 顧客の満足感が最も高くなるかということが課題になりますが、これに答えるのが目的となります。
調査方法
コンジョイント分析では、属性の組み合わせや属性水準の異なる仮想的なプロファイルに対する選好順序を測定することで、属性と満足感の関係を推定します。
古典的な方法では各プロファイルについてカードを作成し、好きな順に並べてもらう方法でデータを収集しますが、現在はほとんどの場合、コンピュータ上でインタラクティブにプロファイルを生成しながら調査を行います。
当WebサイトのWebエクササイズではコンピュータを用いたコンジョイント分析を体験することができます。
効用値の推定
コンジョイント分析では、プロファイルに対する総効用は、それぞれの属性からの部分効用の合計であると考えるため、説明変数は属性水準を表したダミー変数、従属変数は回答者が示した総効用となります。そして基本的には回帰分析の手法を使って、各属性水準が総効用へもたらす貢献の重みをパラメータとして推定していきます。
このようにコンジョイント分析は、価格も含めてどのような客観的な属性水準が消費者に1番好まれるかを導くことができるため、新製品のコンセプト評価に非常に大きな力を発揮します。

アウトプット例
*画面をクリックすると拡大画面と説明が表示されます


参考
コンジョイント分析について、実務面から解説しております。よろしければご覧下さい。