コンジョイント分析
エクセルのファイルの使い方
- Webエクササイズ用のエクセルのファイルをダウンロードして、自由に動かしてみてください(下記解説参照)。
- パラメータの推定は、エクセルのアドインのソルバーで行っています。メニュー画面のツール→アドイン→ソルバーをチェックすると、ソルバーが使えるようになります。
- エクセルやソルバーの使い方は、マニュアルや市販の本を参考にしてください。
エクセル上のモデルの解説
- プロファイルのシートには6つのプロファイルが示されています
- 「全体の推定」シートでは、仮想的な6つの順序データの全体に最も良くフィットするように、パラメータを推定が行われていることを表しています。各個人の「その順序が得られる確率」はランクロジットに基づいて計算されています。
- 青色のセルがソルバーの目的セル、黄色のセルがパラメータの部分です。最初に、パラメータをゼロにしてください。すべてのプロファイルの選択確率が等確率になることを確認してください。確認したら、ソルバーで対数尤度(=確率(全体)の対数)が最大化するようにソルバーを使ってパラメーラを推定してください。パラメータが全て正値になるように、ソルバーに制約を加えています。各セルの関数を理解して、何が行われているのを理解しましょう。
- 「図・画素数」、「図・タイプ」「図・価格」は、それぞれ、推定された部分効用をプロットするように、「全体の推定」シートからリンクが貼られています。
- 「個人の推定」シートでは一人ずつ別々にパラメータを推定します。各個人の青色のセルが尤度となるソルバーの目的セルで、黄色のセルがパラメータの推定結果を表わす部分です。ソルバーを動かすときは、初期値としてパラメータをゼロにするのを忘れないようにしましょう。各個人の推定されたパラメータをオレンジ色のセルに書き込みます。
- 各個人のパラメータの推定値を使って、回答者のクラスター分析を行い二つのセグメントに分類しましょう。クラスター分析はウェブエクササイズを参照してください。セグメントAとBにはどの回答者が該当するか記入し、「その順序が得られる確率」と「対数尤度」の関数をオレンジのセルに書き込みます。
- それぞれのクラスターに含まれるデータに最もフィットするように、セグメント別の尤度が最大になるようソルバーで推定して、オレンジにパラメータの推定値を書き込みます。一番下の表は全体、セグメントA, セグメントBの部分効用を表わし、オレンジ色のセルとリンクして自動的に更新されます。
- 「図・画素数(セグメント別)」、「図・タイプ(セグメント別)」「図・価格(セグメント別)」は、全体、セグメントA, セグメントBの部分効用をプロットするように、「個人の推定」シートからリンクが貼られています。図を見ながらそれぞれのセグメントの特徴を考えてみましょう。