trackerモデル
エクセルのファイルの使い方
- Webエクササイズ用のエクセルのファイルをダウンロードして、自由に動かしてみてください(下記解説参照)。
- パラメータの推定は、エクセルのアドインのソルバーで行っています。メニュー画面のツール→アドイン→ソルバーをチェックすると、ソルバーが使えるようになります。
- エクセルやソルバーの使い方は、マニュアルや市販の本を参考にしてください。
エクセル上のモデルの解説
- trackerモデルで必要なデータは、パラメータの推定のシートで、水色でハイライトされている部分です。この例は、架空のものです。
- パラメータの推定のシートで、黄色でハイライトされた部分が推定するパラメータです。この例では、知名率モデルの初期値は20%に設定しました。また、ここでは反復購入率(2回目から6回目)を反復購入率(1回目)の5割り増しに、反復購入率(7回目から11回目)をそのさらに5割り増しに設定しました。トライアル率(知名したのにトライアルしない場合)は、トライアル率1の20%に設定しました。このようなパラメータは、マネジャーの判断や過去の経験等によりモデルに与えられます。
- ここでデータから推定するパラメータは、ピンク色でハイライトされた部分です。すなわち、知名率モデルの定数項と広告効果パラメータ、トライアル・リピートモデルのトライアル率1とその減衰率、反復購入率(1回目)とその増加率の6つです。
- 知名率モデルとトライアル・リピートモデルのパラメータは、別々に推定しています。
- 知名率グラフと購入率グラフのシートには、パラメータが動くとモデルがどのように反応するかを見るためのグラフがかかれています。ピンク色でハイライトされた部分のパラメータに適当な値を入れて、グラフがどのように動くか確かめてください。
- パラメータの値を動かすと、グラフが動くことが確認できたと思います。この推定値と観測されたデータの差が、少しでも小さくなるようにパラメータを決めてやればよいことがわかると思います。
- そこで、グラフの推定値と観測値の差をとって、二乗して加えたものが、ソルバーの目的関数(セル)になります。
- ソルバーを使って、最適値を求めてください。観測値と推定値がどの程度一致していることをグラフから確かめることが出来ます。