“コンピュータのなかの人工社会による意思決定支援”
ソリューション概要
ビジネスフロー
実績
社会を生きたまま分析 artisoc
“複雑系”の前提には、「個々がそれぞれルールをもっている」という基本的な考え方があります。そこで、コンピュータのなかに、それぞれのルールをもって行動する“エージェント”という個をつくり“人工社会”とでも言うべき世界でシミュレーションをおこないます。過去の社会科学と大きく異なるのは、時の進行による現象の変化を前提にしていることです。
社会という『複雑なシステム』、それを読みとく鍵
【情報の局所性】人は認知可能な周囲の状況に合わせて行動している
【限定的合理性】各個人は限定的な情報をもとに、個人に最適な行動をする
【個々の相互作用】個々の行動が互いに影響を与えている
【多様性】人によって価値観や行動規範が異なる
社会はこれらが複雑に絡み合っている
複雑系のアプローチ
社会において、
◆何が原因である問題が引き起こされたか?
◆いつ何をすればこの問題が解決できるか?
に答えることは非常に複雑であり困難・・・
コンピュータのなかに人工社会を構築
◆コンピュータのなかの人工社会には、個別の意思決定ルールを持って行動し、経験を蓄積するエージェントが多数存在します。たくさんのエージェントが、それぞれの価値観に基づいて同時並行的に相互作用することで現実の社会を仮想的に表現します。(⇒マルチエージェント・シミュレーション)
人工社会の振る舞いを観察・評価
個々の相互作用による社会現象(創発現象)を再現し、ある原因に対する影響を評価
◆いつ・何を行なうと(もしくは行わないと)、社会全体に対してどのような影響が起こりうるかを人工社会上で試行錯誤することができます。
◆社会は個人の意思決定の相互作用により決まり、時間とともに変化するという前提に基づき、ボトムアップによる仮説検証型の意思決定を支援します。