MAS(マルチエージェントシミュレーション)
多数の自律的な因子が互いに影響を及ぼすことで全体の振舞いが決まる「複雑系」は、従来のトップダウン的な分析手法では解析が困難でした。MASは、自律的な因子をモデル化した「エージェント」を定義し、コンピュータの中に多数のエージェントで構成された人工社会を構築しシミュレーションすることによって全体の振る舞いを観察・分析するボトムアップ的な手法です。
適用できる分野、問題状況
・制度設計・政策評価:社会に対して検討した施策や制度がどのように影響し効果があるのか。
・防災・避難:避難所場所設置や避難誘導をどのように実施することで被害を最小限に抑えることが出来るのか。
・人間行動:新しい機器やコンテンツを導入した時、ユーザの行動がどのように変化するのか。
・環境評価:ある施策がどのように社会に受け入れられ、その結果として環境に対してどの程度効果があるか。
適用フローの一例
アウトプット例
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